冷しらーめん

 冷しらーめんはその名の通り冷たいらーめんであり、スープも麺も冷たく、氷を浮かべることもある。冷し中華とは異なり、通常のらーめんと同じようにたっぷりのスープに麺が浸されている。スープは醤油味が一般的で、ベースは飽きの来ない典型的なそば屋の中華。

  その味を一言で言うと、「あっさりしているのに濃厚」。

 

 発祥は山形市の栄屋本店で、常連客の「夏には冷たい蕎麦を食べるんだから、らーめんも冷たいのが食べたい」 という言葉を聞いたことが店主の阿部専四郎の心に残り開発の切っ掛けになり、1年間の研究を経て1952年の夏、冷しらーめんとして発売しました。

 山形はそば処として有名ですが、実は山形市は1世帯当たりのらーめん(中華そば)消費金額の多さでも全国の県庁所在地の中で1位なのです。山形市ではらーめん不需要期の夏場でも名物の「冷しらーめん」があるので、これが年間を通してのらーめん消費金額の多さにつながっていると言われています。

「冷しらーめん」が食べられる店

 

あかね食堂           4月~10月

手打ち蕎麦 いしやま  7月~9月頃

中華そば さっぽろ     通年

月盛食堂  

手打ちそば 港屋       5月~9月末

門前つくも支店      通年

やぶ家